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心不全回復健康マニュアル

「もっと気をつけておけばよかった。」「医者にかかっておけば。」「高血圧の治療をしておけば。」と思うこと反省しきり。あれだけ南木曽で勤勉したのに勤勉手当もゼロ査定で良いことは何も無いです(愚痴・笑)。麻痺もなくほぼ元通りに回復したので言うことありません。無災健康第一です。

入院中には看護師さんから申し訳ないくらいケアと元気を頂き、生き続ける喜びを頂きました。再発しないようにと、いろいろな事を学びました。
頂いた資料を、自身の勉強と生活を見直すためにとりまとめてみました。僕自身の体験や試してみて必要と考えられることを追加して整理してあります。
職場でも高血圧が遠因で亡くなられた方がおられます。同期にも先輩にも。とても残念なことで、二度と悲しいことを起こさないためにも、気になることがあれば診断を受けることをお勧めします。また、この資料が、みなさんがご自身の体調を見直し、心不全の発症を回避するためのきっかけになればと思います。
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「サイレントキラー」という言葉があります。日本語に訳せば「沈黙の殺し屋」。目の前に姿を現さず、知らないうちにやってきて殺人者になる。そんな怖い病気の元が高血圧。これといった自覚症状がないため、危険を自覚しないまま放置して知らないうちに進行し、ある日突然命にかかわる状態となって初めてことの重大性に気が付く。心筋梗塞や脳卒中を引き起こす最大の「犯人」です。

ここ10年間は毎年人間ドッグで検診をうけ、確かに高脂血症(脂質異常症)の疑いや痛風、高血圧でコレステロールも高めといった典型的な心不全予備軍。いくつかの数値が基準を超えており気にはしていたのだけども、顕在して不都合があるわけでもなく、「そのうちそのうち」と思いつつも数年前からは野菜は必ず多めに摂って、痛風管理のために毎日1リットル以上の水分を摂取して、月1回の宴会以外の飲酒は控えめと、いたって自己満足的な健康管理で、何事も悪化することなく過ごしていたのだけれども・・。

昨年の8月6日も相変わらず快晴で暑い一日でした。午後から県工事との調整のため、中津川市内の工事現場で打合せをしていて、暑させいか少し気分が悪くなり、現場事務所で休憩。軽い熱中症程度の事だろうと判断し、冷やす処置してもらっている。以降の記憶は全くない。
聞いたところによると現場事務所を出た所で倒れて、心停止と意識の無い状態だったので速やかに現場職員が心臓マッサージを開始、救急へ連絡。救急隊員によりAEDや心臓マッサージなどの処置をしているうちにドクターカーが到着。気管挿管や強心剤の骨髄注射など医師しか出来ない処置を行った。そして医師より病院へ人工心肺などの受け入れ準備開始の連絡を行っていただいた。途切れない救命の連鎖が実践された。
 救急車にて市民病院へ搬送(40分を越える心停止状態)され集中治療室にて治療を受ける。
手術は成功し術後の経過も良好に回復し9月末に退院、自宅療養を経て翌年の1月から職場復帰した。
当初心配された脳障害については、日常生活を過ごすのに障害となる麻痺などは見られない。心肺機能に関する数値はほぼ元にもどっており、あとは腎臓の検査数値が1を切ることを食事療法しながら待つのみ。心停止したため腎臓機能が低下し、手術直後には透析が必要な4を超えていたが、徐々に数値も下がってきている。

「大変だったね」「治ってよかったね」「よく生きかえったよ」「死んだかと思った」と多くの方に声をかけていただいた。実のところドラマで見るような心臓の異変とか痛みとか何も感じずに倒れて(自覚症状も倒れた記憶もまったく無し)治療が大変だった記憶も無い。
意識が戻ったら、点滴が手首に、酸素吸入器がかけられていて、見慣れない機械のたくさん置いてある部屋で寝かされていて「何事が起きた?」と戸惑い、ただ、心電図モニターがつけられ、両側の鼠蹊部に割と大きな手術跡があり、尿管に管が差し込まれ尿瓶に繋がり紙おむつまでして、ベッド周りに家族も遠くに住んでいる親も兄弟もいることに「これは、ただごとじゃ無い」ということは分かった。

意識が戻るなかで「心筋梗塞で倒れて運ばれた」ことは看護師さんから声かけしてもらっていたけれど、後日、主治医の先生から詳しく経過説明を受けてからやっと実感した程度で、まさか生死をさまようような大手術を行ったとは思われなくて現実を理解するのに数日かかった。
もし、倒れたのが人のいる現場事務所で無かったら。現場での心臓マッサージが的確で無かったら。数分でも前だったら誰もいない山中で、数日後なら南木曽町か、1ヶ月後なら御嶽でどうなっていたか。ドクターカーが来なかったら。救命の連鎖がどこかで途切れていたら。と考えてみると「生きているのが不思議」な位、多くの方々の必然と偶然が繋がって僕の命を助けて頂いた。みなさんに感謝しています。

いまとなって考えてみると、6月から始まった屋外で行うイベントでも水分が十分摂れず、7月の災害復旧現場の勤務でも酷く暑く、長期間にわたる水分摂取不足が積み重なって、血液はドロドロに濃くなっていて、かなり大きな血栓ができる状態にはなっていて心筋梗塞を発症する体質的下地は出来上がっていて、いつ何処でも発症してもおかしくない状況になっていたものと推測できます。結果、外的ストレスがきっかけとなって大きな血栓が冠動脈の左6番の太い根元を閉塞させて心筋梗塞を発症したということで、痛みも自覚も無く瞬間的に心停止意識喪失に至ったのだろうと考えられます。

退院して半年経ちましたが、入院中に生活指導していただいたことをなんとか守って経過は良好です。腎臓の数値が少し高めですが、透析と言うことではありません。
血圧も塩分も体重もうまくコントロールしていると思っています。
術後の生活指導の内容や、ネットで調べたこと、試してみた事などを備忘録としてまとめてみました。
心臓を取り外す訳にはいかないので、病気と友達になったつもりで、ともに一生を歩む覚悟で、あせらず、あきらめず、ゆっくりと歩いていってください。
何かわからないことがありましたら、遠慮なくかかりつけの医師や看護師に尋ねるようにして下さい。
この冊子が少しでもお役に立てば幸いです。健康で有意義な生活をお送り下さい。
追伸:僕は煙草を吸ったことはありませんので、喫煙については特に記述してありませんが、言うまでもなく「害」しかありません。禁煙することは何をするにも必須です。あしからず。

50も歳を重ねれば、サイレントキラーは直ぐそこにいますよ。

2015/05 心不全患者でもある MK

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by enasanroku | 2015-06-01 21:27 | 減塩かるしお
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